お客とお店の絆を深めるには

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 好きな場所や指定された場所に落書きができるお店やカフェが出てきている※1。これは、お客とお客または、お客とお店の間接的なコミニケーションを生む仕掛けだ。

今の時代、人と人との関係が希薄になってきており、日常生活に人とのつながりを求める人が増えて来ている。コンビニなどの店舗ではそもそも会話をすることが少なくお店の人とのつながりも持ちにくい。そこで、そのような日常のコミニケーション不足を補てんする仕掛けが要望されてきている。

大抵のコンビニでは、父の日や母の日の似顔絵コンテストなどが行われ、子供たちの作品が壁に飾られている。これは、子供の作品を見ようという親子づれの集客を狙う効果もあるが、お客様に愛される店としての、あったかさを演出することにもつながっている。自分のいるお店が、どんな人に愛されているかなんとなく感じ取ることができるわけだ。

似たようなものに、名刺を壁一面に貼ることができるお店や、お客様の要望とその結果を壁に張り出しているお店もある。これも、狙いは別のところにあるが、その1つの効果として、どんなお客がいて、お店はどんな対応をしているか知ることにより、お客様同士の間接的なコミニケーションを生んでいると言える。

お客同士の間接的なコミニケーションを作り仕掛けをすることにより、お店のあたたかみを知ることができ、その結果お店自体をより好ましい友人のような立ち位置に位置づける効果があると私は考えている。あなたのお店も、このような間接的なコミニケーションを生む仕掛けをビジネスモデルに組み込んでみてはどうだろうか。


※大黒様が見やすいように願いごとが落書きできるお寺もある。通称、らくがき寺。正式名称は、単伝寺(たんでんじ)と言うそうだ。

新ビジネスモデルを構築するためのビジネスモデルパーツ入門講座

結局どうすれば現状を脱却できるのか。そのためのヒントとなるような記事をビジネスモデルという切り口から綴っていきます。僕の定義するビジネスモデルは、一般的に言われているビジネスモデルとは異なり、経営戦略的なレベルのものだけではなく戦術レベルのものや、マーケティング・財務的等のものまで含まれます。このブログを通じて、経営者の方がビジネス変革のヒントをつかんでいただけるきっかけになれば幸いです。

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