体験型の購買需要を生み出すには
週1回程度、ビジネスに役立つ情報を配信しています。ぜひ、LINE友達になってください。Facebookも友達募集しています。「片居木進」で探していただいて、メッセージで「ブログ見ました」と書いてください。】
成城石井が「グローサラント型」というスーパーマーケットとレストランが融合した店舗をオープンする。グローサラントとは、グローサリーとレストランをあわせた造語で海外では以前からよくある言葉だ。
グローサラント型の店舗にもさまざまな種類があり、店内の食材を活用した料理を提供することで、気に入れば食材を購入することができるもの。外部からレストランを誘致したものなど多様な形態がある。
成城石井が展開するのは、前者のグローサラントの形態だ。スーパーマーケットへの集客効果を生み出すと同時に、店内の材料を活用することで提供する食事の鮮度を高めることが出来る。また、美味しさを味わってから食材を購入する体験型の購買需要を生み出すことも出来る。
このような無料で試してから購入するといったマーケティング上のビジネスモデルには、「無料消費、サンプル付与、モニター制度、期間制限型フリーレント、無期限フリーレント」などのモデルがある。いずれの形式も、基本的には「フリー」のモデルと併用して活用されることが多い。
それぞれのモデルについては、機会をみて説明したいと思うが、わかりにくそうなものを1つだけ説明すると期間制限型フリーレントのビジネスモデルは、一定期間経過後に商品が使えなくなるようにするシェアウェアや、ペットショップが行う犬のレンタルサービスなどがある。製品の特徴が分かりづらい商品、高額商品、一定期間体験すると手放せなくなる商品などに活用することで消費者の需要を大きく刺激することが可能になる。御社でも活用の可能性を探っていただきたい。
0コメント